カナデンタルクリニック 医院HP

歯並びにコンプレックスがあって悩んでいても、矯正治療については「なんだか怖い」「痛そう」「装置が目立つのが嫌」などの理由で治療に踏み出せない方も多いと思います。
しかし最近は、歯の裏に矯正装置をつける裏側矯正や、取り外しができるマウスピース矯正など、様々な治療方法があります。

当クリニックでは、数本の歯を動かすだけで良い患者様には部分矯正も行っています。また、カウンセリングと精密検査、診断のほか、治療計画も無料で行っています。理想とする歯並びや矯正治療に掛けられる時間・費用などは、患者様一人ひとり違うので、ご希望をしっかりお聞きし、お口の状態や検査結果も踏まえた上で、一番いいと思われる方法をご提案いたします。

年齢を重ねると歯並びに変化が起こり、昔は気にならなかったすき間や叢生が目立ってくることもあります。矯正治療をすると、見た目の改善が望めるだけではなく、歯磨きなどお手入れがしやすくなったり、噛み合わせが良くなったり、身体全体の健康に繋がるメリットもあります。

矯正治療を考えているけれど、いろいろと不安があって踏み出せないという方は、ぜひ一度カウンセリングにお越しください。歯肉や骨の状態が良ければ、40〜60代の方でも矯正治療は可能です。
患者様が納得されない限り、無理な治療はおすすめしませんので、どのようなことでもお気軽にご相談ください。

裏側矯正の特徴

裏側矯正は、歯の舌側に矯正装置をつける目立ちにくい矯正方法です。

当クリニックで採用している裏側矯正装置は、舌が装置に当たったり、発音がしにくくなったりという不便さや不快感が少なく、患者様の負担を軽減できるという特徴があります。
矯正装置は、患者様ごとのオーダーメイド方式で技術者によって製作され、素材も非常に薄い金属なので、違和感が少なくお口の中に密着すると思います。

裏側矯正のメリット・デメリットとしては以下が挙げられます。

裏側矯正のメリット

・矯正装置が見えにくい

裏側矯正は、他の人から矯正装置が見えにくいことがメリットになります。そのため、矯正装置をつけることによる見た目の変化に対する精神的な負担が少ないです。
特に接客業や営業職など、人と接する機会が多く、見た目が気になる方にはおすすめです。

・歯の表面のエナメル質が傷つきにくい

矯正装置を外す時は、歯の表面のエナメル質を傷つけてしまう恐れがあります。
表側よりも裏側の方が歯のエナメル質は厚いため、表側矯正に比べると裏側矯正の方がエナメル質を傷つけにくいというメリットがあります。

・虫歯や歯周病の心配が少ない

歯の裏側には、殺菌作用の望める唾液が常に循環しています。そのため、虫歯菌を停滞させずに洗い流すことが期待できるほか、裏側は空気に触れにくいため乾燥しづらく、矯正装置をつけていても菌が繁殖しにくい環境となります。
また、歯の裏側はエナメル質が厚いため、虫歯菌の出す酸に対して表側よりも耐性があります。

・食べかすが挟まっても気になりづらい

矯正装置をつけている間は、どうしても食べかすなどが挟まりやすい状態になります。
矯正装置が裏側についているからといって、食べかすが挟まらないというわけではありませんが、食事をしてすぐに歯磨きができる環境ではない時に装置の間に食べかすが挟まっていたとしても、裏側であれば表側よりも見た目が気にならないはずです。

裏側矯正のデメリット

・表側矯正よりも料金が高くなる

裏側矯正は、表側矯正に比べると20万〜60万円程度、料金が高くなる傾向があります。
裏側矯正の装置はオーダーメイドで、それぞれの患者様の歯に合わせた形での製作となるケースがほとんどなことと、調整の技術も表側矯正よりも難易度が格段に上がるためです。

・会話や食事がしづらくなることもある

矯正装置をつけると、装置とこすれる部分に口内炎ができやすくなります。裏側矯正の場合は舌に口内炎ができる可能性があり、会話や食事がしづらくなることもあります。
特に下顎の一番奥の歯に裏側矯正装置をつけた時に、舌の根元の部分に口内炎ができやすくなります。

・歯磨きがしにくい

裏側矯正はマウスピース矯正のようにいつでも矯正装置を外すことはできないので、歯磨きなどのお手入れは大変になります。特に繊維質の食べ物が詰まりやすく、取りにくいことがあります。
ただ、食事のたびに人前で矯正装置を外す必要がないため、そこはメリットになる場合もあるかと思います。

マウスピース矯正の特徴

マウスピース矯正は、ワイヤーやブラケットを使わず、マウスピース型の矯正装置で歯を動かす矯正方法です。

目立ちにくく、周囲にあまり気づかれないのが特徴で、自由に着脱可能な形式となっています。
人と会ったり話す機会が多い仕事の方でも、他の人に気づかれにくい中で歯列矯正が行えるため、社会人や年配の方でも負担の少ない矯正方法といえます。

マウスピース矯正のメリット・デメリットとしては以下が挙げられます。

マウスピース矯正のメリット

・薄くて透明なため目立ちにくい

マウスピース矯正装置は、薄く透明なプラスチックでできているため、目立ちにくく、矯正治療中であることが気づかれにくいです。

・取り外しができる

従来の矯正装置は、歯磨き時にどうしても磨きにくい部分がありましたが、マウスピース矯正装置は取り外しが可能ですので、歯ブラシやフロス（糸ようじ）で、歯をしっかりと隅々まで磨くことができます。
また、お食事の時にも外すことができるため、食べ物が装置に絡むことなく、矯正治療中もこれまでと同じような食事ができます。

そのほか、当クリニックで取り扱っているマウスピース矯正装置には、次の2つのようなメリットもあります。

・矯正治療後の歯の位置をシミュレーションできる

当クリニックでは、治療段階によって少しずつ変化させたマウスピース矯正装置を2週間ごとに装着して、歯の位置を徐々に矯正していきます。その変化をシミュレーションソフトで見ることができます。

・通院回数を少なくすることも可能

マウスピース矯正装置は、2週間に一回、自宅で交換していただきます。1〜3ヵ月間隔で治療することもできるので、通院回数の少ない矯正治療をご希望の方におすすめです。

マウスピース矯正のデメリット

・一日20時間以上装着する必要がある

当院で取り扱っているマウスピース矯正装置は、一日20時間以上の装着を推奨しています。守られない場合は予定通りに歯が移動しないことが考えられます。

・大きく歯を移動させる場合は不向き

前歯を後ろに引っ込めたり、外科的な処置が必要など、大きく歯を移動させる場合にはマウスピース矯正は不向きです。どちらかというと軽度の叢生を治療する場合に効果を発揮します。

・矯正治療中に虫歯の治療がしにくい

最初に治療の最終段階までのマウスピース矯正装置ができあがってくるため、その途中で虫歯の治療をして歯の形が変わってしまうと、装置がはまらなくなってしまいます。ただ、マウスピース矯正装置は取り外して歯磨きなどをしていただけますので、虫歯のリスクはかなり低くはなります。