診療案内 | ひたちの矯正歯科医院(茨城県牛久市/ひたち野うしく駅)

患者様のニーズに沿った矯正治療のバリエーション

当院は矯正歯科医院として患者様のニーズに応えるべく、オーソドックスなワイヤーを使用した治療、できるだけ歯を抜かない治療、目立たない裏側からの治療、マウスピースタイプの治療など様々な治療方法をご用意しております。すべての治療方法で同一の効果をあげられればよいのですが、実際はそうではありません。それぞれの装置にメリット・デメリットがあり、症例によってはご希望の装置でうまくいかない場合もございます。当院は治療結果を優先し、長期的な患者様の幸せを追求しておりますので、ご希望通りの装置を使用できない場合もご納得していただけるよう誠心誠意ご説明いたします。

矯正治療ゴールを追求

私どもは常に外部からの評価を受け、日々研鑽［けんさん］を積んでおります。患者様の幸せを第一に考え、複雑な治療を効率よく行い、きれいな歯並びときれいな口元を伴った機能美、健康美をご提供いたします。

■顔貌（がんぼう）について

「矯正治療は美しくするためだけの医療ではないが、美しく調和をとるための医療である」という理念のもと、口元の改善にもこだわりを持って治療を行います。歯列の安定は軟組織（口腔周囲筋や舌）とのバランスがとれていることが条件であり、そのバランスが不安定であれば後戻りを引き起こす原因になります。
そのために舌突出癖がある場合はその改善を行い、矯正治療後に口唇の前突感が改善すること、また口を閉じた時と楽に開けた時の口元がほぼ同一であることを目標にします。

■客観的評価基準を目標に矯正治療を行います

詳細なデータをもとにしてそれぞれの患者様に合わせた治療ゴールの設定、シミュレーションを行い、以下のような客観的評価基準を満たすことを目標に定めて矯正治療を行います。

評価の種類	内容
噛み合わせの評価	歯並びから噛み合わせ、隣接する歯の高さ、歯の傾斜など8項目の客観的評価基準があります。
頭部X線規格写真を用いた評価	治療後に個々の顎顔面形態の特徴に合わせた適正な前歯歯軸［ぜんししじゅく］に改善することを目標にします。また生体の反応や骨格のコントロールの可否の確認のために、重ね合わせ（フィードバック）による評価も行います。
機能的な評価	顎関節や個々の歯に適切な噛み合わせを作ることを目標とし、矯正治療によって顎関節症の予防や改善を行います。顎の位置、顎の動きを評価します。

※治療結果は患者様によって個人差があります。

矯正装置の種類

治療方法は表側にブラケットを付けて治療するオーソドックスな矯正治療から歯の裏側にブラケットを付けて治療する目立たない矯正治療などがあります。また、取り外しができる透明なマウスピースタイプの装置もご用意しております。

※治療結果は患者様によって個人差があります。

矯正装置の種類

治療方法は表側にブラケットを付けて治療するオーソドックスな矯正治療から歯の裏側にブラケットを付けて治療する目立たない矯正治療などがあります。また、取り外しができる透明なマウスピースタイプの装置もご用意しております。

装置のイメージ	装置の種類と特徴
	表側の装置（メタルブラケット）金属のブラケットを使用するタイプです。目立ってしまいますが、安いからといって治療期間や仕上がりが劣ることはありません。
	表側の装置（審美ブラケット）透明なブラケットを使用するタイプです。そのため目立たず、裏側の装置に比べて違和感が少ないことが特徴です。また、歯磨きがしやすいという特長もございます。
	裏側の装置（リンガルブラケット）リンガルブラケットの特徴は，矯正装置（ブラケット）を歯の裏側に装着できることです。上顎・下顎ともに歯の裏側に装置があるので、舌があたってしゃべりにくいことや、発音しにくいということはあります。しかし、表側からは矯正装置が見えないので、周囲の人たちに気付かれずに矯正治療を行うことができます。
	上顎が裏側（リンガルブラケット）、下顎（審美ブラケット）が表側の装置上の歯は裏側の装置で、下の歯は目立たない表側の装置を組み合わせた治療方法です。笑ってもほとんど下の装置が見えることはありませんし、裏側矯正で問題となる違和感も下の装置を表側にすることで解決されました。
	ほとんど気付かれない取り外しのできる矯正装置取り外しのできる矯正装置です。取り外しができるため矯正治療による虫歯のリスクが軽減されています。矯正力が適正に伝えづらく、歯の移動に限界があるため適応症例が限られるというデメリットがありますが、すきっ歯や軽度のデコボコ症例の治療には有効です。

※治療結果は患者様によって個人差があります。

矯正装置の種類

子ども（混合歯列期）の治療の目的は、上下顎のバランスを整えたり、第二期（本格矯正）治療を容易にすることです。治療方法は様々な装置を使用して、顎骨の成長のコントロールや、歯を支えている歯槽骨の拡大などを必要に応じて行います。小児の治療に利用する装置の一例をご紹介いたします。（これらの装置は成人矯正治療でも使用する場合があります。）

装置のイメージ	装置の種類と特徴
	上下顎の不正を改善する装置（バイオネーター）下顎の劣成長を改善する装置で寝る時のみ装着します。
	歯列を拡大する装置（拡大床）歯列の幅が狭く永久歯が収まりきらないと予想される場合に、歯列の幅を広げることによって永久歯が並ぶスペースを作るための装置です。飲食時以外は装着します。

※治療結果は患者様によって個人差があります。

Q.子どもの時に矯正治療を行わないと、どのようなリスクがありますか？

長く不正咬合を放置しておいた影響で、成人の方では顎の関節が擦り減っていたり、歯周病や虫歯などの影響で口腔内の環境が悪化している場合があります。
早期に顎の状態や歯並びを整えることによって、歯周病や虫歯になりづらい環境を整えて、顎やそれぞれの歯に負担のかからない噛み合わせを作ることができます。

Q.子どもの矯正治療のメリットはどういう点にありますか？

小児の治療は顎骨の成長を利用できるため、成人の治療より幅の広い治療計画を立案できます。例えば、永久歯がきれいに生える隙間がない場合、状況にもよりますが早期に治療を開始することによって歯槽骨(顎幅)を広げ、正しく永久歯が生えられるようにできます。
逆に成長期に治療を行わないと成長発育量や方向にさらなる異常をきたし、状況が悪化する可能性もあります。さらに、歯並びに悪影響を及ぼす口腔周囲筋の異常や、指しゃぶりなどの習癖などがある場合は早期に筋機能を改善することによって正常な生え変わりを促進できます。
以上のように、小児の矯正治療の目的は｢上下顎骨の骨格問題の改善、歯と顎の大きさの問題の改善、口腔周囲筋や舌の問題の改善｣の3つといえます。

Q.歯並びを改善するために手術が必要な場合もあるのですか？

上顎と下顎の骨、つまり歯並びの土台に大きな不調和がある場合は、歯の移動だけによる治療では限界があるため手術が必要なケースもあります。
子どもであれば顎の成長をコントロールできるため手術へ移行する確率をかなり減らすことが可能ですが、成長が終了した成人の場合は、子どもに比べて手術が必要なケースが多いのは間違いありません。
しかし、「手術をしてまで矯正治療は？」と思われる方が多いのが現状です。患者様の希望と症状の度合いにもよりますが、手術をせずにうまくバランスをとって治療していくことは可能です。

Q.年齢が高いのですが矯正できますか？

歯を支える骨の状態が極端に悪く無ければ、矯正治療に年齢は関係ありません。いくつになっても矯正治療は可能です。
しかしながら、虫歯が進行していたり歯槽膿漏などの場合は、細心の注意と精通した治療技術が必要となります。

Q.転勤、進学などで引っ越しをしても矯正治療は続けられますか？

転勤、進学などで当院への通院が困難になった場合は、矯正治療の技術もしっかりとしており治療費も適正に継続していただける転院先を責任を持ってご紹介いたします。

Q.差し歯、ブリッジの歯は矯正できますか？

差し歯、ブリッジがあったとしても矯正治療は支障なく受診できます。差し歯の場合は現在の悪い歯並びにあわせて無理に作っていることが多いので、矯正治療により歯並びが整ったところで作り直さなければならないことがあります。
ブリッジがあり歯を並べるためにスペースが必要になるケースでは、ブリッジの橋渡しの部分を切断してそのスペースを利用しますが、そうした場合、矯正治療終了後にブリッジあるいは冠の作り直しが必要となります。しかしながら、差し歯もブリッジも必要がなければそのまま利用するケースもあり様々です。

※治療結果は患者様によって個人差があります。

初診相談

初めて来院された患者様に対して、気にしているところを伺います。
また、簡単な診査を実施し治療の必要性の有無や治療方法、今後の方針、治療費などについてご説明いたします。

お気軽にお電話ください。
Tel:029-875-8552
精密検査・診断のための資料採取(約40分)

矯正治療に先だち、顎や歯の型、口の中や顔の写真、矯正用の特殊レントゲン、
必要に応じ鰐関節のレントゲン、その他の診断用資料をとります。
治療計画作成・診断結果報告

診断の結果と治療方針、治療費などについてご説明いたします。
治療方針や治療費の見積りをお渡しご了承いただいた後、次回より治療に入ります。
観察期間

症例により適切な治療開始時期まで様子をみる事もあります。
歯型をとったり、抜歯が必要な際は抜歯を行ったりすることもあります。
装置装着　動的治療期間(半年～2年半)
動的治療終了

動的治療終了後の検査を行います。
保定開始(2年)

動かした顎や歯ならびが安定するまで保定装置(固める装置)を入れて固めていきます。
保定治療終了

顎や歯が固まり、咬み合わせが安定したら治療終了です。
保定治療終了後の検査を行います。

※治療結果は患者様によって個人差があります。

1.Alignment（配列）

前歯部の配列：上顎は口蓋側の連続性、下顎は唇側部の連続性を評価します。
臼歯部の配列：上顎は近遠心的中心溝、下顎は頬側咬頭の連続性を評価します。

2.Marginal ridges（辺縁隆線）

臼歯の垂直的な位置づけの評価を行うための指標。歯や歯周組織の状態が健全な場合において隣接する歯は同じ高さかどうかを評価します。

3.Buccolingual inclination（頬舌的傾斜）

上下顎歯列における歯の頬舌的な傾斜を評価します。

4.Occlusal relationships（咬合関係）

上下顎歯列における犬歯、大臼歯関係?級を目標とし、その評価をします。

5.Occlusal contacts（咬合接触）

機能咬頭（上顎臼歯の舌側咬頭、下顎臼歯の頬側咬頭）の接触を目標として、その評価をします。

6.Overjet（オーバージェット）

前歯部は下顎切歯切縁が上顎切歯舌側面に接する事を目標として、その評価をします。

7.Interproximal contacts（隣接面コンタクト）

咬合面観において歯列内の空隙の閉鎖を目標として、その評価をします。

8.Root angulation（歯根の近遠心的傾斜）

歯根の平行性の確立を目標として、その評価をします。

※治療結果は患者様によって個人差があります。

【症例1】ハイアングルを伴うAngleⅠ級の叢生症例

治療前
治療後

治療名: ハイアングルを伴うAngleⅠ級の叢生症例
費用: 807,000円(税抜)
期間: 23ヵ月
【内訳】
装置料プラスチック：50万円
保定装置料：6万円
処置料：1万円×22回
経過観察：3千円×9回

治療内容

患者様の症状

前歯のでこぼこ

治療法

・上顎Arch length discrepancyは-12.5mm、下顎Arch length discrepancy-11.5mmであることから上下顎左右側第一小臼歯を抜去することにした。

・口唇形態は良好でU1/L1 to A-pog 4.5mm/1.5mmと前歯の突出も認められないことから、前歯の後退はシビアに取り組む必要はないと判断して臼歯の固定をModerate anchorageとした。

・上記理由から治療後の切歯の位置付けは現状維持程度とした。

・本症例はハイアングルであり下顎の時計回り方向への回転が生じやすい骨格形態であるため、可及的に大臼歯を挺出させない、ロングⅡ級ゴムの使用は短期間にするなどの配慮をすることにして、スタンダードエッジワイズ( .018 slot/.022 slot )にて治療を行った。

治療結果

治療後において閉唇時の頤筋の過緊張の改善及び咬合の緊密化と歯根のパラレリングが認められ、良好な咬合が確立できている。

※治療結果は患者様によって個人差があります。

治療を行う上での注意点 (リスク・副作用)

通院間隔が長くなったり顎間ゴムの協力が得られないと予定の治療期間より延長したり仕上がりが不十分になる恐れがあります。
ブラッシングを怠ると虫歯のリスクが高くなります。

【症例2】骨格性Ⅱ級　アングルⅡ級1類の抜歯症例

治療前
治療後

治療名: 骨格性Ⅱ級　アングルⅡ級1類の抜歯症例
費用: 720,000円(税抜)
期間: 23ヵ月
【内訳】
装置料:金属（40万円）
処置料:1万円×23回
保定装置料:6万円
経過観察:3千円×10回

治療内容

患者様の症状

出っ歯

治療法

・前方にある上顎骨と比較して下顎骨の後退感は大きいものの、下顎骨形態は良好で大きさは小さすぎず、また後下方への回転は生じていないことから下顎骨の前方成長量は比較的大きいと予測した。

・上顎前歯の後退および、それに伴う軟組織の改善のために小臼歯抜歯を行うこととした。

・下顎切歯はIMPA 106.5°と唇側傾斜している上に緩やかなスピー湾曲が認められることや、成長期の動的治療で生じ得る骨格系の変化を利用して臼歯関係をⅠ級にすることを目的に下顎小臼歯抜歯も検討した。しかし関節頭はSellaに対して後方である上に、ANB11.0°と前後的なズレが大きいこと、軽度ながらも上下顎骨は左右の非対称性を有していること、下顎第二大臼歯遠心は比較的良好に露出していることや（下顎小臼歯を抜歯した場合、下唇の巻き込みが下顎前歯の過度の後退を引き起こしoverjetの改善を困難にすることや下顎大臼歯の近心移動に伴う大臼歯の挺出、下顎の時計まわり方向への回転など）治療の複雑化を避けるため、上顎左右側第一小臼歯のみを抜歯することにした。

・上顎大臼歯の固定はMaximum anchorageとして加強固定にはパラタルアーチを用いる。ただ、右側大臼歯はエンドオンのためFull ClassⅡまで（3.0mm）近心移動させる必要があるとした。

・上下顎骨のアシンメトリーは本格矯正治療中の成長発育に伴い増長する恐れがあること、また下顎小臼歯は非抜歯としたため治療の難易度は低くなる反面、下顎歯列正中に合わせるよう仕上がるため、顔面正中に対して上顎歯列正中は僅かに左側へ偏位する旨を説明して理解してもらい、スタンダードエッジワイズ( .018 slot/.022 slot )にて治療を行った。

治療結果

上顎前歯舌側移動により上口唇形態は改善したこと、また動的治療中の下顎骨、特に下顎枝の成長が認められ下顔面高さは高くなったことが相俟って良好なプロファイルは得られた。
咬合の緊密化や歯根のパラレリングは行えた。

※治療結果は患者様によって個人差があります。

治療を行う上での注意点 (リスク・副作用)

通院間隔が長くなったり顎間ゴムの協力が得られないと予定の治療期間より延長したり仕上がりが不十分になる恐れがあります。
ブラッシングを怠ると虫歯のリスクが高くなります。

【症例3】ロウアングルの骨格性ⅲ級　アングルⅲ級反対咬合の非抜歯症例

治療前
治療後

治療名: ロウアングルの骨格性ⅲ級　アングルⅲ級反対咬合の非抜歯症例
費用: 637,000円(税抜)
期間: 15ヵ月
【内訳】
装置料：金属（40万円）
処置料：1万円×15回
保定装置料：6万円
経過観察：3千円×9回

治療内容

患者様の症状

受け口

治療法

・前方にある上顎骨と比較して下顎骨の後退感は大きいものの、下顎骨形態は良好で大きさは小さすぎず、また後下方への回転は生じていないことから下顎骨の前方成長量は比較的大きいと予測した。

・上顎前歯の後退および、それに伴う軟組織の改善のために小臼歯抜歯を行うこととした。

・下顎切歯はIMPA 106.5°と唇側傾斜している上に緩やかなスピー湾曲が認められることや、成長期の動的治療で生じ得る骨格系の変化を利用して臼歯関係をⅠ級にすることを目的に下顎小臼歯抜歯も検討した。しかし関節頭はSellaに対して後方である上に、ANB11.0°と前後的なズレが大きいこと、軽度ながらも上下顎骨は左右の非対称性を有していること、下顎第二大臼歯遠心は比較的良好に露出していることや（下顎小臼歯を抜歯した場合、下唇の巻き込みが下顎前歯の過度の後退を引き起こしoverjetの改善を困難にすることや下顎大臼歯の近心移動に伴う大臼歯の挺出、下顎の時計まわり方向への回転など）治療の複雑化を避けるため、上顎左右側第一小臼歯のみを抜歯することにした。

・上顎大臼歯の固定はMaximum anchorageとして加強固定にはパラタルアーチを用いる。ただ、右側大臼歯はエンドオンのためFull ClassⅡまで（3.0mm）近心移動させる必要があるとした。

・上下顎骨のアシンメトリーは本格矯正治療中の成長発育に伴い増長する恐れがあること、また下顎小臼歯は非抜歯としたため治療の難易度は低くなる反面、下顎歯列正中に合わせるよう仕上がるため、顔面正中に対して上顎歯列正中は僅かに左側へ偏位する旨を説明して理解してもらい、スタンダードエッジワイズ( .018 slot/.022 slot )にて治療を行った。

治療結果

ロウアングルのSkeletal ⅲ級であり、下顎臼歯は近心傾斜しつつ7遠心部にはアップライトができるスペースがあると判断して、MEAWによる咬合平面の平坦化および可及的な下顎のカウンタークロックワイズローテーションによって改善を行うこととした。
治療後には歯列の整直とⅠ級の咬合が得られた。（平成30年9月現在で）保定開始4年経過しているが現在も咬合は安定している。

※治療結果は患者様によって個人差があります。

治療を行う上での注意点 (リスク・副作用)

通院間隔が長くなったり顎間ゴムの協力が得られないと予定の治療期間より延長したり仕上がりが不十分になる恐れがあります。
ブラッシングを怠ると虫歯のリスクが高くなります。

【症例4】ロウアングルの骨格性Ⅰ級　アングルⅡ級過蓋咬合の非抜歯症例

治療前
治療中
治療後

治療名: ロウアングルの骨格性Ⅰ級　アングルⅡ級過蓋咬合の非抜歯症例
費用: 731,000円(税抜)
期間: 15ヵ月
【内訳】
装置料：プラスチック（50万円）
処置料：1万円×15回
保定装置料：6万円
経過観察：3千円×7回

治療内容

患者様の症状

過蓋咬合

治療法

・側貌はstraight type、口唇は薄く引き締まっており、力強い口唇圧が伺えた。

・大臼歯、犬歯関係はⅡ級で、上顎中切歯は舌側傾斜しており、over jet1.5mm,over bite 6.0mmいわゆるⅡ級2類であった。

・Or-R平面からRは上方に位置づいている。中顔面部の奥行きはあるもののNasionからA点までは距離があるため、下顎は後下方へ回転している。

・上下顎左右側8は抜去済みであった。上顎臼歯は軽度に近心傾斜しつつ、歯列遠心部には奥行きがあり、下顎歯列には叢生は認められず、スピー湾曲も軽度であること、また軟組織上の問題もないため、上顎歯列の遠心移動による治療が妥当だと判断した。

・上顎歯列の遠心傾斜と共に下顎はカウンタークロックワイズローテーションをする事を期待してスタンダードエッジワイズ( .018 slot/.022 slot )にて治療を行った。

治療結果

上顎臼歯は軽度に近心傾斜しつつ、歯列遠心部には奥行きがあり、下顎歯列には叢生は認められず、スピー湾曲も軽度であること。
また軟組織上の問題もないため、上顎歯列の遠心移動による治療が妥当だと判断した。
治療後において上顎歯列の遠心傾斜と共に下顎はカウンタークロックワイズローテーションをしながら咬合の緊密化が得られた。

治療を行う上での注意点 (リスク・副作用)

通院間隔が長くなったり顎間ゴムの協力が得られないと予定の治療期間より延長したり仕上がりが不十分になる恐れがあります。
ブラッシングを怠ると虫歯のリスクが高くなります。

【症例5】骨格性Ⅰ級　アングルⅠ級前歯部反対咬合症例

治療前
治療中
治療後

治療名: 骨格性Ⅰ級　アングルⅠ級前歯部反対咬合症例
費用: 275,000円(税抜)
期間: 6ヵ月
【内訳】
装置料：20万円
処置料：5千円×6回
経過観察：3千円×15回

治療内容

患者様の症状

反対咬合

治療法

・正貌はほぼ左右対称。側貌はconvex typeでありNasolabial Angleは鋭角であった。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・over jet -2.5mm、over bite 2.0mm、大臼歯関係はⅠ級。Hellmanのdental ageはⅡCであり前歯部は反対咬合を呈していた。

・下顎骨体部は大きく下顎枝は前傾しており下顎角は鈍角であった。上顎骨はやや劣位で奥行きがなく下顔面高は高くなっていた。

・家族歴や側貌所見、下顎は大きいもののANBは2°でSellaに対して下顎頭は後方に位置していることなどから将来的に重度な下顎前突へ移行することは少ないと予測できた。

・上顎アーチレングスディスクレパンシー（-）であるが、その他の異常所見は認められなかった。

・上顎前歯のアライメントを行いロッキングされている上顎歯槽基底骨の成長を解放して上顎アーチレングスディスクレパンシーの解消を図る目的で。2x4を行うことにする。2期治療は相談の上、希望があれば行うことにした。

治療結果

上顎臼歯は軽度に近心傾斜しつつ、歯列遠心部には奥行きがあり、下顎歯列には叢生は認められず、スピー湾曲も軽度であること。
また軟組織上の問題もないため、上顎歯列の遠心移動による治療が妥当だと判断した。
治療後において上顎歯列の遠心傾斜と共に下顎はカウンタークロックワイズローテーションをしながら咬合の緊密化が得られた。

治療を行う上での注意点 (リスク・副作用)

通院間隔が長くなったり顎間ゴムの協力が得られないと予定の治療期間より延長したり仕上がりが不十分になる恐れがあります。
ブラッシングを怠ると虫歯のリスクが高くなります。

装置のイメージ	装置の種類と特徴
	表側の装置（メタルブラケット）金属のブラケットを使用するタイプです。目立ってしまいますが、安いからといって治療期間や仕上がりが劣ることはありません。
	表側の装置（審美ブラケット）透明なブラケットを使用するタイプです。そのため目立たず、裏側の装置に比べて違和感が少ないことが特徴です。また、歯磨きがしやすいという特長もございます。
	裏側の装置（リンガルブラケット）リンガルブラケットの特徴は，矯正装置（ブラケット）を歯の裏側に装着できることです。上顎・下顎ともに歯の裏側に装置があるので、舌があたってしゃべりにくいことや、発音しにくいということはあります。しかし、表側からは矯正装置が見えないので、周囲の人たちに気付かれずに矯正治療を行うことができます。
	上顎が裏側（リンガルブラケット）、下顎（審美ブラケット）が表側の装置上の歯は裏側の装置で、下の歯は目立たない表側の装置を組み合わせた治療方法です。笑ってもほとんど下の装置が見えることはありませんし、裏側矯正で問題となる違和感も下の装置を表側にすることで解決されました。
	ほとんど気付かれない取り外しのできる矯正装置取り外しのできる矯正装置です。取り外しができるため矯正治療による虫歯のリスクが軽減されています。矯正力が適正に伝えづらく、歯の移動に限界があるため適応症例が限られるというデメリットがありますが、すきっ歯や軽度のデコボコ症例の治療には有効です。

ひたちの矯正歯科医院 医院HP

ひたちの矯正歯科医院の特徴

患者様のニーズに沿った矯正治療のバリエーション

矯正治療ゴールを追求

■顔貌（がんぼう）について

■客観的評価基準を目標に矯正治療を行います

成人矯正

矯正装置の種類

成人矯正

矯正装置の種類

小児矯正

矯正装置の種類

矯正治療Q&A

Q.子どもの時に矯正治療を行わないと、どのようなリスクがありますか？

Q.子どもの矯正治療のメリットはどういう点にありますか？

Q.歯並びを改善するために手術が必要な場合もあるのですか？

Q.年齢が高いのですが矯正できますか？

Q.転勤、進学などで引っ越しをしても矯正治療は続けられますか？

Q.差し歯、ブリッジの歯は矯正できますか？

治療の流れについて

初診相談

精密検査・診断のための資料採取(約40分)

治療計画作成・診断結果報告

観察期間

装置装着 動的治療期間(半年～2年半)

動的治療終了

保定開始(2年)

保定治療終了

正しい噛み合わせの評価について

1.Alignment（配列）

2.Marginal ridges（辺縁隆線）

3.Buccolingual inclination（頬舌的傾斜）

4.Occlusal relationships（咬合関係）

5.Occlusal contacts（咬合接触）

6.Overjet（オーバージェット）

7.Interproximal contacts（隣接面コンタクト）

8.Root angulation（歯根の近遠心的傾斜）

症例

【症例1】ハイアングルを伴うAngleⅠ級の叢生症例

治療内容

患者様の症状

治療法

治療結果

治療を行う上での 注意点 (リスク・副作用)

【症例2】骨格性Ⅱ級 アングルⅡ級1類の抜歯症例

治療内容

患者様の症状

治療法

治療結果

治療を行う上での 注意点 (リスク・副作用)

【症例3】ロウアングルの骨格性ⅲ級 アングルⅲ級反対咬合の非抜歯症例

治療内容

患者様の症状

治療法

治療結果

治療を行う上での 注意点 (リスク・副作用)

【症例4】ロウアングルの骨格性Ⅰ級 アングルⅡ級過蓋咬合の非抜歯症例

治療内容

患者様の症状

治療法

治療結果

治療を行う上での 注意点 (リスク・副作用)

【症例5】骨格性Ⅰ級 アングルⅠ級前歯部反対咬合症例

治療内容

患者様の症状

治療法

治療結果

治療を行う上での 注意点 (リスク・副作用)

ひたちの矯正歯科医院の治療サービス

ひたちの矯正歯科医院の基本情報

ひたちの矯正歯科医院医院HP

装置装着　動的治療期間(半年～2年半)

治療を行う上での注意点 (リスク・副作用)

【症例2】骨格性Ⅱ級　アングルⅡ級1類の抜歯症例

治療を行う上での注意点 (リスク・副作用)

【症例3】ロウアングルの骨格性ⅲ級　アングルⅲ級反対咬合の非抜歯症例

治療を行う上での注意点 (リスク・副作用)

【症例4】ロウアングルの骨格性Ⅰ級　アングルⅡ級過蓋咬合の非抜歯症例

治療を行う上での注意点 (リスク・副作用)

【症例5】骨格性Ⅰ級　アングルⅠ級前歯部反対咬合症例

治療を行う上での注意点 (リスク・副作用)