妊娠中の方の矯正歯科治療FAQ
矯正治療中に妊娠したらどうなるの?妊娠中の方の矯正治療についてよくある質問にお答えします。
公開日:2019/10/01 更新日:2021/09/08
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目次
矯正治療中に妊娠したらどうなるの?
「妊娠したら、矯正治療はできないの?」
「赤ちゃんに影響はないかしら?」
「妊娠中の矯正治療で気をつけることを教えてほしい!」
矯正は2~3年の治療期間がかかります。
患者様の中には治療中に妊娠、出産の予定がある方もいるでしょう。
ここでは妊娠中の方の矯正治療について、
よくある質問にお答えします。
1. 妊娠しても矯正できますか?
治療中にご妊娠されるケースも多いのですが、治療の継続に問題はありません。
また、装置をつけたままでのご出産も問題ありません。ただし、妊娠中は虫歯のリスクが高まります。お口の中の衛生状態を清潔に保つことで、妊婦さんでも矯正治療が可能です。
2. 妊娠中の矯正治療で特に注意することはありますか?
妊娠中、または出産後のお母様のお口は様々な要因により歯肉炎や虫歯のリスクが高くなります。ご自身の虫歯や歯周病へののリスクと傾向をよくご理解いただき、普段よりも虫歯予防に細心の注意を払いましょう。妊娠中からご自分のお口のケアをしっかりされている方は、親から子への虫歯菌の感染リスクが低くなりますし、生まれてきたお子様のお口のケアもしっかりと行なっている傾向にあります。
■妊婦さん特有の現象
・つわりの影響で丁寧なブラッシングが困難な時があります。
・ホルモンバランスの変化により歯周病菌が増殖し妊娠性歯肉炎を引き起こす場合があります。
・妊娠中期~後期にかけて胎児の発育に伴い胃が圧迫されます。そのため、1回で摂る食事の量が減り、間食が自然に増える傾向があるので、お口の衛生状態に注意しましょう。
3. 妊娠中にお口のケアについてアドバイスお願いします
適切なブラッシング
・つわりにより清掃が困難な方はヘッドの小さな歯ブラシを使用しましょう(お子様用や仕上げ磨き用がお勧めです)。
・低発砲性の物など刺激の少ない歯磨き粉を使用しましょう。
・不快感を減らすためにやや前かがみになり、掻き出すように磨きましょう。
・体調が良い時にこまめにブラッシングするのもお勧めです。
キシリトール
・キシリトールを毎日摂取していただくと虫歯の原因菌が減少します。
・虫歯菌を出産前に減らすことは生まれてくるお子様への感染リスクを低くし、お子様の虫歯予防に大きく関わります。摂取方法はかかりつけ歯科医院にご相談ください。
細菌検査
・現在の虫歯のリスクを測定する検査です。
・生活習慣や唾液の質など、細菌数と併せて虫歯の因子を検査し予防プログラムをご提案させていただきます。
PMTC
・普段の歯磨きでは磨ききれない歯の汚れを、歯科専用機器を使って歯科医や歯科衛生士がきれいにクリーニングします。定期的に受けていただくことで、虫歯のリスクを減らせます。
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